感想/書籍

お金で情報を買う 〜週刊誌編

情報感度の低さへの危機感 先日、とあるベンチャー企業を創業した人を紹介していただき、数名で食事に行った。 この時に、ちょっと危機感を持つようなことがあり、気鋭のベンチャーみたいな会社の話が出たときに自分だけ知らないということが何件かあった。 …

「無意識データ民主主義」と「権威なき権威主義」・「貴族的なもの」(成田悠輔 vs 國分功一郎・千葉雅也)

WIREDのちょっと昔の号を図書館で借りた。 NEW COMMONSという特集号である。 WIRED(ワイアード)VOL.42(9月16日発売)作者:Condé Nast Japan (コンデナスト・ジャパン)プレジデント社Amazon 無意識データ民主主義という考え方 「コモンズと合意形成の未来」と…

「感情の地政学」ドミニク・モイジ

ウクライナ危機の激化にともなって俄に「地政学」というワードに注目が集まった。 というわけで地政学というタイトルを含む本が雨後の筍、、ほどではないが出てきた。 学校では教えてくれない 地政学の授業(祥伝社黄金文庫Gも4-4) (祥伝社黄金文庫 Gも 4-4)…

SDGsと資本主義 「資本主義こそが究極の革命である 市場から社会を変えるイノベーターたち」を読んで

図書館で読んだ本が面白かったので。 「資本主義こそが究極の革命である 市場から社会を変えるイノベーターたち」。 編者の宇野常寛という人は、たまに朝のワイドショーに出ていたかな?ということくらいしか知らないのだが、Amazonレビューによれば資本主義…

重慶大厦(チョンキンマンション)の思い出

2016年2月に中国に行った。 実家に帰っていた客家系の友人と広州で待ち合わせたのだが、広州や深センに直行する便は値段が高かったため、一度香港に寄ってから鉄道で広州に向かうことにした。 香港は夜に到着して、翌朝すぐに鉄道に乗るだけだったので、とに…

「お金2.0」で最も重要なポイント

はじめに 先日の記事 k5trismegistus.hatenablog.com で「負債論」を読み始めたと言ったけれども、実はこれ買ったのではなく荒川区図書館から借りていたもの。 7/13~7/21でトルコに1週間旅行に行っていたのだが、その間に返却期限がくるので半分ほど読んだ…

エンジニア一年目、役に立った本そうでもなかった本

フルタイムのエンジニアとして働き始めて一年、いちおう技術書を読んできた。どんな本を読んできたか振り返る意味で、これは役に立った、これはそうでもなかったということを記録しておこうと思う。 前提として、自分はコンピューターサイエンスを学んできた…

マダム・エドワルダについての発見

Workflowyに残っていたものをサルベージし、加筆修正を加えて公開する企画第一弾。多分書いたの夏頃だと思う。 最近考えたこととかちゃんとアウトプットしてないなぁと思い、心機一転頑張ることにしたい。 では、スタート。

私は如何にして或る種の本を読んだか

独身者の機械という本を読んだ。内容は読んでもらえばわかるけれども、文芸評論系である。最近新訳が出たけど、それが出るまでは古本屋で2万円を超す値段で売られていることもあったらしい。 新訳 独身者機械 posted with amazlet at 15.03.01 ミシェル カル…

愛しい奈々!おはよー!チュッ(笑)

ーリングマシンが停止するのはどんなときだろうか?最近、自然言語処理のようなものも興味の対象に入ってきているわけだけれども、その近くに「形式言語理論」というものがあるがある。別に形式言語のことはわからなくても自然言語処理を使ってなにかをする…