コミケット参加の流れ

夏コミに初参加した時に、いくつか後悔する点があったので、冬コミ(まだ当選してるかもわからないけど)に向けて自戒もこめて、サークル参加の流れについてまとめる。
初めて参加する、という人向け。

1.申込み~当落発表の

(Web申し込みではなく紙申し込みが前提)
まず、申込書の入手。夏コミの場合は冬コミのときに買う、で全然問題ないのだけども冬コミの場合は申し込みの締切が夏コミ直後なので注意。事前に取り寄せておいたほうがよい。Web申し込みでも申込書は必須です。
記入については案内を熟読する…のだが、かなりわかりづらいので、わからないことがあったらググったほうがいい。
(合体申し込みをする場合、各サークル個別に申し込み封筒を作って、改めて合体申し込み封筒に入れることになるのだが、申し込み案内を読む限り中に入れる封筒にも切手を貼れということになっている。明らかに不要だろうと思ったけど一応貼っておいた)

当落発表の前に受付確認はがきというのがくるが、これで書類不備があったかどうかだいたいわかるらしい。 宛先シールに印字されている受付番号の3-4桁が"98"であれば残念ながら…ということなのだそうだ。

2.当選後~本番

まず出すものをつくるのに全力を注ぐこと。初参加の場合、「落とし」た場合何も出すものがないので非常に寂しいことになる。
コピー本の場合はその気になれば当日夜中に刷ってもっていくぜ!というのもできるだろうが印刷所に出す場合は余裕を持って入稿する。
繁忙期はホームページに載っているよりも納期が長くなるので、見積もりを出すなりして直接締め切りを確認するべし。
(夏コミの時は結局規定の締め切りに間に合わなかったので追加料金を払ってコミケに間に合わせてもらった。このため基本料金の30%ほど多く取られた。)

搬入は同人誌を扱っている印刷所に出す場合、イベントに直接搬入してくれるので楽。

搬入を印刷書に頼む場合でも、サークル作業員証というものは請求しておいたほうがいいだろう。前日の閉会後にいろいろと搬入することができる。夏コミの時はこれを忘れてしまったのだが、前日のうちに荷物をおいておければ相当楽ができたはずだ。

3.前日

頒布物以外に用意するべきものとしては、以下の様なものがあげられる。
・コインケース
・20枚くらい100円玉(ゲームセンターで両替)
・ 文房具(マジック、ボールペン、はさみ、セロハンテープ、メモ用紙)
・ クリアファイル
・食料
・防寒/冷却アイテム

食料については1人2人で参加するときはあまりスペースから離れることができないので、昼ごはんのかわりになるくらいは持っていくべきだろう。ウィダーインゼリーやカロリーメイトが定番。
夏コミの時はモバイルバッテリーとUSB扇風機を持ち込んだが、これが結構役に立った。 ビックサイトは空調が「外よりマシ」程度なので寒さ・暑さ対策グッズはないと大変。

4.当日

サークル入場時間には間に合うようにいけばよい。
一般入場と違い、サークル入場は行列とか入場制限とは無縁なので全く焦る必要はない。
早めに着いたらサークル入場口近くにタリーズコーヒーがあるので、そこでコーヒーでも買って待ってよう。
入場後は、サークル受付と見本紙提出の準備をする。これが遅れると面倒なことになるのでついたら真っ先にやる。
同時にポスターを掲示したり、(音楽系であれば)試聴機を置いたりと設営をする。

設営が終わったら、近くの興味があるサークルに行ってみよう。向こうもこっちに興味を持ってくれれば同人誌の交換に応じてくれるかもしれない。
次回も参加予定なら、開会前に申込書セットを買っておく。

開会したらあとは買っていってくれる人を待つのみである。

たまに一斉点検というのが行われるが、問題が発覚することはまずないだろう。

5.撤収

すべて無事に終わったら、後片付けをして帰る。閉会前に帰るサークルも多いが、個人的には最後までいたほうがいいと思う。(特に初参加なら)
あの祭りの終わり気分が寂しいのだが情緒がある。

閉会直後は非常に混雑するので、帰る時間をずらしたほうがいいかもしれない。ちょっと遠いが豊洲まで歩くのもすいていておすすめ。


と、こんな感じである。

初参加の場合に限らず同人誌なんて大して儲かるものでもないし、良くて収支同じで赤字も当たり前というものだ。
しかし、自分たちの発信したいメッセージが本となるというのはなんとも言えない充実感がある。ブログやSNSにいくら書き込んでもあの満足感は得られない。
ましてそれが他の人の手にわたって読まれるということを考えたら、自分が「生きた証」をのこせたということにもなる。

自分には書きたいことがあるというのなら、ぜひ参加してみよう。