プラハに行った際は、KGB博物館にいくことをおすすめします。

今までそんなイベントをやってることを露ほども知らなかったんだけど、「サンリオキャラクター大賞」というのが毎年開かれている。

いわゆるサンリオキャラクターだったら、クロミちゃんと
シナモロールがかわいいと思いますね。


  

今年が30周年記念だそうだ。
見ればわかるけど、別に新しいキャラクター限定ではなく今までのサンリオ出身のキャラクター全部が候補になっているようだ。

最近はこういう方面もやってるらしい


ちょっと前、「最近ハローキティが世界的に大流行!」ということで各種テレビ番組でサンリオがやたらと取り上げられる時期があった。(もしかしたら誕生○周年とか記念の年だったのかもしれぬ。)
それで知ったんだけれども、基本的にサンリオキャラクターというのは裏に物語がついてなくて、「登場人物紹介」だけを作ってグッズ展開を行うだけであるという。
(「マイメロディ」が登場から30年経って「おねがいツインズマイメロディ」という作品がつくられたように、ストーリーラインが付けられることもあるけども、これはむしろ例外であると。)
したがって「やさしい」とか「せっかち」とか抽象的なキャラクター付けはできても人格的なものは持ち合わせていない自動人形のようなキャラクターで勝負しているというわけである。

似た事例を考えると、愛・地球博の「モリゾーとキッコロ」とかモスクワオリンピックの「こぐまのミーシャ」とかになるんだろうか。
こいつらはプロモーション用という商業的なコンテクストこそあれ、ストーリーはもっていない。

「ロシアのゆでだこ」の方ではなく。

「クルテク」とかも受容のされ方的には同じというか、あれは出自的には一般的な「物語」つきのキャラクターだけれども、チェコ国外でクルテク本編をみたという人はそんなにいないんじゃないかと思う。
更に言うと、実はコアなディズニーオタク以外ではミッキーマウスが動いているところを見たことがある人も少ないんじゃないだろうか。その他バッグス・バニーとかパワーパフガールズとか、知名度とグッズ人気の割には見られていないような気がする。

そしてなにより、「ゆるキャラ」である。
最近はしゃべるタイプも増えてきたけれども、「くまモン」まではゆるキャラはボーっとつったってゆらゆら揺れるか手を振るだけというのが普通だったと記憶している。そんなものがブームになるというのも不思議なものである。
しかしこれは最近始まったわけでもなく、よくよく考えてみればバービー人形とかリカちゃん人形もしくみとしては同じといってもいいんじゃないだろうか。家族構成とかボーイフレンドとかプロフィール情報はあるものの、それ以上のものはない。

あんまりそういうものをありがたがる文化圏にいなかったし、キャラクターグッズも好きじゃない(こういうのって一度持っちゃうと捨てられなくなる性格なので。処分しようとした時に目が合おうものならもう無理ですね。)のでサンリオの世界はわからないものだらけである。
しかしアニメや漫画の「キャラ」よりも、サンリオ的なキャラクターのほうが現代社会を読み解くキーワードになっているような気がするのである。