加藤隼戦闘隊

ド・ド・ドリフの大爆笑♪

というフレーズは、別にドリフ大爆笑を見たことがなくても聞いたことがあると思う。自分も一時期「8時だヨ!全員集合」のほうはDVDで見ていたんだけれどもドリフ大爆笑のほうは見たことがない。

 実はこのフレーズ、オリジナルではなく「隣組」という歌の替え歌だったということを知った。「隣組」という曲があるのは「はだしのゲン」だかでキャラクターが歌っていたので知ってたけど、あのリズムだったんだ~と。

これもか


  
コレって今となっては「ふーん、で?」という話なわけだけど、ドリフ大爆笑が始まった時代を考えるとすごいと思う。
1977年といえば戦後32年、当時の人口構成がどうだかちゃんと調べたわけじゃないんだけど、少なくとも半分以上は戦前戦中生まれ、まだまだ多くの人に戦争の記憶が残っているという時代だと思う。(ちなみにいうと1977年時点では「隣組」ではなく「月月火水木金金」の替え歌だったらしい!)
そんな時代に戦争の記憶を呼び覚ますであろう歌をテーマソングに使用するって、なかなかにおかしなことやっとる。


隣組という曲自体、隣組制度の普及のために作成された曲なわけで、「ホルスト・ヴェッセルの歌」みたいなのと同じく戦時体制のために作り上げられた歌である。
ドイツで「ホルスト・ヴェッセル」がバラエティ番組のテーマソングに使われる、なんてことはありえるのだろうか?

※「ナイツのちゃきちゃき大放送」というラジオ番組をはじめて聞いたんだけど、その番組内に「浅草虎姫一座」というグループが「虎姫一座の昭和歌謡レビュー」というコーナーを持っている。
それ以来昭和歌謡に少し興味を持って聞いてたんだけど、そのタイミングで知った。
浅草虎姫一座のショー自体もすごい評判いいので、一度みにいってみたいなぁ。