11/11は日本で二番目に記念日が多い日らしい

11/11は中国で「独身の日」という日らしく、各通販サイトでは小皇帝世代をターゲットの中心に据えてセールを行ったというニュースが昨日やっていた。特にAlibabaは一日で1.7兆円も売上があったらしい。Alibabaグループが何個サービスをやっているか知らないけど、中国国内ではtmallというところが広く使われているらしい。

僕もAlibabaグループのAliexpressをよく使っていて、Amazonほどではないがその次くらいには使っている。Amazonは中古本を買うのに使うから金額ベースで考えるとどうしても一番使っているのはAmazonということになるわけだけども、個人的にはAmazonよりAliexpressのほうが革命的だと思う。
(Amazonは狭義で通販のAmazonに限った話)

  

ただ、これは生活環境に依存する部分が大きいとも思う。
自分の周りでも一人暮らしをしている人は買い物にいかなくても飲み物洗剤が家に届いてくれるのが革命的というし(液体の例が多い)、地方出身だと通販のおかげで東京まで行かないと買えなかったものが地元で買えるようになって感動したとか言っている。

でも僕は地球環境のことを考えて実家で暮らしているし、家の目の前にスーパーがあるので生活必需品を買いに行く時間がないなんて思ったことがない。また東京に住んでいるので「東京に行かないと買えない」という事態はない。

余談だけど、田舎から出てきた人たちはどうしてみんな渋谷を中心に住む場所を決めたがるのだろうか。間違いなく渋谷より錦糸町のほうが住みやすそうな気がするけど。

話をもどすと、Amazonは洗練されているけど革命的じゃないというか別になくなったところで対して困らないな、と思う。(古本だって「日本の古本屋」があるし)
割とAmazonってオーソリティーがあるものを主に取り扱っているというか、めんどくさいかどうかは別にしてAmazonじゃなくても買えるものばかりな気がする。
その点サイトデザインどうこうの話を一旦忘れると、まだ楽天市場のほうが見てて楽しいと思う。
(「楽天クリムゾンタワー」なるビルがあるけど、なんか「褐色の家」ということばを連想させる。)

一方Aliexpressは<世界の工場>と我が家がダイレクトに接続されているような感覚すらあって見てるだけでも超おもしろい。シリコン製の防水キーボードを探そうと思って検索欄に"silicone"まで入れたら"real silicone sex dolls"って出てきて思わず見てしまった。
今やいいものもわるいものもみんな中国製の時代、日本で買えるものは世界で買えるもののほんの一部にすぎないんだなぁと思い知らされる。

もちろん日本国内の買い物に比べると失敗する確率は高く、自分の経験では

・2個頼んだ物を1つしか送ってこない
・頼んだものと違うものを送ってきて「差額返せば問題ないでしょ?」と開き直る

くらいのかわいいものから

・ACアダプタから発煙(見てなかったけど小爆発したかも)
・接続するとPCが起動しなくなるUSBハブ(USBポートからPCは破壊できる

という少々危なげなものまであった。

世間のイメージはどうだかわからないけど、そっくりそのままのパチモノよりかは流行りの品を安い部品で作って一応独自ブランドとして売っているのが多いと思う。
たとえば最近で言うとスマートウォッチなんかは中身が同じでガワが違うっぽいものがずらっと出てくるし、安いものだと2000円とか。
別に電子機器に限らず、ここ最近流行ってきている?「fruit infused water」を作るためのボトルだとかいうのもあった。

おいしくなさそう


逆に言うとAliExpressを漫然と眺めたら世界で流行っているものがわかるかもしれない。

真面目な話、AlibabaはIT(個人向けサービス)ではGoogleの次くらいに革命的だと思う。