2/27~3/5のアンテナ

今週読んでいた本

ブックオフで新書本をまとめ買いしたのを読んでいる。

「金融入門」

金融入門 (日経文庫)

金融入門 (日経文庫)

「通貨で読み解く世界経済」

通貨で読み解く世界経済―ドル、ユーロ、人民元、そして円 (中公新書)

通貨で読み解く世界経済―ドル、ユーロ、人民元、そして円 (中公新書)

今週見た映画

なし

家庭用ロボット、成功のカギは「ちょうどいい擬人化」

「人間っぽさ」もいくつかの要素に分解できるということなんだろうか。「人間のような腕がある」→「人間のように手を使った作業ができるだろう」、「人間のように顔がある」→「人間のように表情がつくれるだろう」等々、、、。

この記事で紹介されているような部分的人間らしさを備えたロボットを半擬人化ロボットと言ってみることにする。一方でC-3POのようなロボットを完全擬人化ロボットと言ってみよう。 完全擬人化ロボットに求められている、というより見た目から期待してしまうのは人間まるまる1人の代替である。「人間らしさ」を発揮することが第一の存在目的なのである。

一方、半擬人化ロボットに求められているのは何から何まで人間そっくり、ではなく求められたタスクに関して人間のようにこなしてくれること、ということだと思う。半擬人化ロボットの第一の存在目的は床を掃除することであったり声に反応して情報を検索してくれることである。ただ、それらを「心地よく」享受するために多少の人間らしさをスパイスとして加えてあげればよりいいよね、ということなんだろう。

(2/28)

Amazonの‘Manchester by the Sea’と‘The Salesman’が三つのアカデミー賞を獲得

NetflixやAmazon VideoなどVOD系のサービスがコンテンツの自社制作をはじめているが、ここまでくるかという感じ。資金力があれば、才能をつれてくるなんて簡単なんだなぁと。

にしてもTechCrunchの記事って、題材だけは面白いもの拾ってくるのに中身スカスカなものが多くないでしょうか。

(2/28)

スウェーデンの現金使用率は2%―、キャッシュレス社会への賛否

お金の取引に対して匿名性って本当に必要なんだろうか?そんなこといったら現状でのクレジットカードでの買い物もだめになってしまう。 どうしても匿名性を確保したい数十、数百万円単位の買い物って何かある?非合法なものしか思いつかない。

商店がクレジットカードを受け付けたくない理由として脱税がし易いというのがあるらしいが、法的に正しい取引であれば隠す必要は一切ないはず。今だっていくら収入があるのか隠すのはイリーガルでしょう。

(3/1)

まず2Dゲームで開発、社員300人で1週間遊ぶ!? 新作ゼルダ、任天堂の驚愕の開発手法に迫る。「時オカ」企画書も公開! 【ゲームの企画書:任天堂・青沼英二×スクエニ・藤澤仁】

3Dのゲームだけど2Dでプロトタイピングしてアイディアを練ったっていう手法は面白いなぁと思った。3Dゲームの開発というコンテクスト以外への応用は難しいけれども、ものづくりにおける「引き算」の重要性を物語っていると思う。

「伽藍とバザール」という言葉がある、「バザール」的な開発は足し算的なものづくりには向いていると思う。参加者が思い思いに欲しい要素を盛り込んでいけるからだ。でもバザール的な開発では引き算をするのが難しいのではないだろうか。おのおのの開発者が重視するのは自分の入れたい要素が入ることであり、他の人が入れようとする要素がいらなく見えても、それを取り除こうとする動機がない。むしろそれを指摘したら今度は自分の入れたい要素が否定されてしまうのではないか?と臭いものにはフタ精神が働いてしまうだろう。

プロダクトに責任を持つマネージャーがいて、その人が自身の責任で引き算できること。これが伽藍的な開発の良さだと考える。

(3/3)

『ラ・ラ・ランド』『君の名は。』が大ヒットする社会の危うさ

ララランドは今月下旬見に行くのでノーコメントとして、たしかに「君の名は」はエンターテインメントではあるけど良い映画ではないなぁと思う。(だから別にヒットすること自体はかまわない。見てる間はたしかにおもしろいけど、翌日になったらもう忘れてる映画ではある。)

けど、映画文化としてそれはどうなのだろうかという気持ちはある。映画くらいしか娯楽がなかった頃は「深い」映画も「浅い」映画も必要だった。でも一家に一台テレビがおけるようになったら、「浅い」ほうはテレビにかなわないんだから対抗する必要はない。そして現代、テレビ以上に「浅い」コンテンツに向いたメディアが多数存在するんだから、映画はそこに進出する必要はないんじゃないの、と思ってしまう。

(3/3)