10/29-11/4のアンテナ

[記事] 身体を“拡張”し、「サイボーグ」を目指す人々──トランスヒューマニズムを象徴する15枚の写真

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リンクされている色に恋したサイボーグ、ニール・ハービソンが問う「人間の条件」の内容が気になる。

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僕もこの人のような「全く見えない」ではないが色覚異常をもっている。普通の人が1677万色見分けられるけど僕は1000万色しか見分けられない、とかそんな感じなんだろうか?日本人男性には結構な割合でいるタイプのようだ。

どういう「[クオリア]」を得ているのかは想像し得ないんだけれども、新しい[感覚]を人間は機械によって手に入れられるという例が存在するというのは可能性を感じる。 蚊はほとんど目が見えないけれども生物の呼吸で出る二酸化炭素を知覚することができるという。(ユクスキュルの[環世界]とか調べるといっぱいこういうの出てくる) 仕事や趣味に応じて、新しい感覚をインストールするというのは将来考えられそう。

たとえば原子力関連施設ではたらく人には放射線を肌で感じられるようにするとか、スポーツ選手には風が見えるようにするとか。 そういう時代が来たときには、「新しい感覚」を設計するという仕事ができるかもしれないですね。

[記事] インド発、必要が生んだ低コストな医療イノヴェイション

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先日の「世界の果てまでイッテQ!」で、ルワンダは医療用ドローン先進国という紹介があった。国内各地の病院に血液や医薬品をドローン(クワッドコプターではなくてMQ-1みたいな形の無人固定翼機)で運ぶという例だった。

最先端の技術で今まで治らなかった病気が治るというのも医療技術の進歩なんだけれども、チープな技術で医師の仕事を減らすというのもよいことである。 安いというのは人手がかからないということで、人手がかからないということはスケールするということである。

余談ではあるが医者もコンサルタントも高給取りではあるが、スケールはしない。人月計算の世界に存在している。で、いまのところ医療行為というのは医者しか行うことができない。そりゃ医療がスケールするわけがない。 どれだけ機械が進歩しようと、医者が必ず関与しないといけないのでそこで律速されてしまうわけである。また、救急医療の場合は時間帯によって受けられる処置のクオリティが変化することにもなる。事故に合うなら平日昼間が一番なんだろうか。

最近だと看護師の権限拡大が進んでいたりもするけど、やはり有資格者の関与がなくてもプロセスできるようにするのが一番である。

この記事で出てくるのは高価な医療機器を安く代替するというものであるが、医者の仕事を減らす系の技術にはどんなものがあるだろうか。

こういうの。

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