僕の中で、二番目に記憶に残っているテレビゲームは「ファイナルファンタジーX」。
FFXの思い出
といっても、リアルタイムでやっているわけではない。 初めて自分でプレイしたのは、発売から15年以上たってからである。
自分でやっていなくても印象に残っているのは、人がやっているのを見たから。 従姉がちょうど買ってきて始めるところに居合わせたのだが、「実写じゃん、、、」と子供ながらにおもったことを覚えている。 その後も、当時どういうわけかかなりの頻度でその家に行っており、従姉が進めているのをずっと横で見ていた。
今になって思えば、FFX発売の1,2年後くらいにその従姉の家に住んでいた祖父が亡くなっている。 突然亡くなったのではなく胃がんだった。もしかしたらその頃には病気がわかっていて、大人たちがよく集まる必要があったのかもしれない。
プリレンダムービーシーンがすごいのはまぁいいとして(この部分も当時の経験では圧倒的だったが)操作しているところが驚きだった。 同じ従姉がFF8をやっているところもたまに見ていたのだが、全然違う。
今になってみると初めて見たときほどの感動はないのだが、
今でもこれくらいでいいんじゃないの?とおもう。
といった話は、本題ではないのでこれくらいにしておこう。
ゲームの時代性
この記事を書くに至ったきっかけとしては、突然FFXのCMを見たくなったところから始まる。
それをきっかけに昔のゲームのCMを見始めてしまったのだが、昔のゲームのCMを見ていると子供が主役になっている。(子供とは言いづらいけど、モラトリアム期間の人たちも) (Youtubeで昔のCMを延々見てしまう人、結構多いみたいですね。僕なんかYoutube プレミアムに入ってわざわざYoutubeのCMをスキップしてCMを見ている。)
それに比べて、今のゲームのCMは大人をターゲットにしているのが多いように思う。
PS2の発売からも20年以上経っていることもあり、大人がゲームをするのも一般的になった。
今になって思うと、僕が子供の頃にやっていたRPGだったりってちょっと大人が子供に向かって面と向かっていうのは恥ずかしいようなメッセージがそれとなく隠されていたように思う。 当時
ピコピコとかファミコンと呼ばれていたように、大人にとっては何が何だかわからない子供だけの世界感と、そこに子供のことをわかってくれる大人が用意してくれた世界という感じが昔はあった。 僕が子供だった頃が、ギリギリこの空気が残っていた時代だったのではないだろうか。
PS3とかWiiが出始めた頃から、それぞれ路線は違うけどゲーム各社は子供ではなく大人にはっきりと向き合った。 PS3は大人のゲーマーに向けて、Wiiは子供と遊びたい大人の非ゲーマーに向けて。 まぁ大人の方がお金をたくさん使えるのだから、大人に向けて商売ができるのであれば大人に向けてやったほうが安定はするよね、と。
自分が単にその頃子供だったからなのかもとは思いつつも、ゲームのCMを新旧見比べるとあながち間違ってもいないと思う。